研究者紹介

氏名

石原 宏
Koh Ishihara

研究分野

発生再生医学

石原 宏

研究内容の紹介

「発生・再生現象におけるクロマチンインスレーターによる遺伝子クラスター制御機構」

 クロマチンインスレーターは、染色体上に機能的な境界をつくり、エンハンサーなどの制御配列が働く遺伝子と働かない遺伝子を区分している。その結果、組織・時期特異的な遺伝子発現パターンを可能にする転写機能ドメインが染色体上に構築される。とりわけ、インプリンティングを受ける遺伝子領域、βグロビン遺伝子領域、HOX遺伝子領域など、ドメインレベルで多数の遺伝子の発現が調節される機構に不可欠な要素である。

 本研究ではHOXA遺伝子領域、APO遺伝子クラスター領域、CDKN2A/CDKN2B遺伝子領域等を研究対象とし、これら遺伝子クラスターを形成する領域におけるインスレーターの同定と、CTCFおよびその結合因子CHD8の機能を明らかにし、これらの遺伝子領域のクロマチン構造・転写制御を理解することを目的とする。HOX遺伝子群は個体発生における細胞の位置決定に働き、また造血幹細胞の分化制御にも関与することが知られている。APO遺伝子クラスターは脂質代謝に関与する遺伝子群からなり、高脂血症との関連が示されている。CDKN2A/CDKN2Bは細胞周期調節因子であり、発がんとの関係が深い。

これらの遺伝子領域の解析により、個体の発生と細胞の増殖・分化制御におけるインスレーターの役割を明らかにすることを目指す。

主な経歴

  • 1997.3 九州大学理学部生物学科卒業
  • 1997.4 九州大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程入学
  • 1999.3 九州大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程修了 修士(理学)
  • 1999.4 総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻博士課程入学
  • 1999.4 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
  • 2002.3 総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻博士課程修了 博士(理学)
  • 2002.4 熊本大学発生医学研究センター 研究機関研究員
  • 2004.4 熊本大学発生医学研究センター COEリサーチ・アソシエイト
  • 2007.4 熊本大学発生医学研究センター 研究機関研究員
  • 2007.12 熊本大学大学院先導機構 特任助教
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