研究者紹介

氏名

吉武 隆一
Ryuichi Yoshitake

研究分野

地中海建築

吉武 隆一

研究内容の紹介

地中海の古代建築は、他の地域に見られない、高度に洗練された法則性とバランス感覚を持っている。その好例が、ギリシア建築に見られるオーダーであろう。ギリシア建築では、エンタブラチュアによる垂直荷重と円柱による垂直の支持力という単純な構造的意味を、極度に洗練された美しい形態を与えることによって、芸術的表現にまで高めたのである。ヘレニズム以後、時代や地域が異なっても、オーダーの基本的性格は受け継がれたと言えるだろう。また、紀元後2世紀前後の中近東には、石材を用いた高度な組積造の技術が見られる。例えばアンマン郊外にあるヌウェジズは、十字形平面の上にペンデンティブ・ドームをかけた建物で、すべてが石造である。こうした高度な石造技術やすぐれたプロポーションの感覚は、地中海の数千年の伝統が可能にしたのではないだろうか。ギリシア時代以降の地中海の建築を考える場合、古代から現代へという通史的観点ではなく、地中海という地理的まとまりで理解する方がより効果的である。こうした視点に立って、現在は以下のテーマに取り組んでいる。

  1. ギリシアの古代都市メッセネにおける古代劇場の調査と研究
  2. 中近東における紀元前後の組積造建築の設計と施工に関する研究
  3. デジタルレコーディングと3次元モデリング技術を用いた古代建築の実測と復元技術の開発

主な経歴

  • 1996-2000 熊本大学工学部環境システム工学科
  • 2001-2002 熊本大学大学院自然科学研究科(建築学専攻) 修士(工学)
  • 2003-2005 熊本大学大学院自然科学研究科(環境共生科学専攻) 博士(工学)
  • 2005-2008 国士舘大学イラク古代文化研究所 共同研究員
  • 2005 テッサロニキ大学工学部建築学科 ポスト・ドクター
  • 2006-2008 テッサロニキ大学工学部測量学科 博士研究生
  • 2009 熊本大学大学院先導機構 特任助教
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